幼児教育で気をつけたいのは、子どもの発達に不釣合いな方法で進めていくことです。
どうしても、親は早く子どもを成長させたい、いろんなことを学ばせたいと子どもの発達を無視して幼児教育をしがちです。
もちろん中には子どもの発達をきちんと考えて教育をする家庭もあるので、一概に決めつけることはできませんが、『三つ子の魂百まで』という言葉があるように、早くに教育することで子どもにメリットがあると考える人は少なくないといわれています。
しかし、幼児教育で重要なことは、発達を無視してどんどん教育させることではなく、子どもの発達に合わせた教育がもっとも効果的だといわれています。
子どもは、年齢や性格によって覚える速度に個人差があります。
これは子どもに限ったことではなく、人間であれば誰しも個性を持って産まれてきます。
そのため、教えたことをすぐに覚える子もいれば、そうでない子もいます。
これは決して、おかしいことではないのです。
ストレスで学ぶことを拒むようになりかねない
むしろ、それを無視して教育をしようとするほうが、子どもはストレスになり学ぶことを拒むようになってしまう恐れがあります。
ですから、幼児教育を考えている方は、『子どもの発達に見合った教育』を意識するようにしましょう。
たとえば、0歳児の場合。産まれて数か月しか経っていない子どもは、言葉でものを伝えることができません。
目で見て耳で聞いたこで判断し、表情や体で伝えていきます。
喜んでいれば笑顔になりますし、嫌がっていれば泣きます。
そんな子どもに、当然無理な教育はできません。
この時期は、『どちらが好き?』という二者択一や、さまざまな自然に触れさせることが大切です。
また、家の時計をアナログに統一するのも効果的です。
1歳児、2歳児はまた違った方法で教育をしていきます。
このように、子どもの発達に合わせて幼児教育をすることで、子どもは自然を学ぶことを進んで行うようになるはずです。