おすすめの幼児教育法15選

おすすめの幼児教育15選

幼児教育の重要性を理解する前に、幼児教育とは何歳から何歳までを指すのか、という点について理解しておく必要があります。

一般的に幼児教育とは、8歳、つまり小学校3年生くらいまでの子どもが受ける教育を指します。

この時期の子どもたちは、脳の成長と学習が急速に進んでおり、学ぶことが非常に容易です。

この時期の教育の目的は、その後の人生の土台となる基礎を作ることです。

目次

幼児教育が必要な理由

近年は、幼児期から習い事をさせる家庭が増えてきました。しかし、遊び盛の子どもに習い事をさせるのは抵抗があるという方も少なくないです。

そう考えると、『本当に幼児教育は必要なのか?』と疑問に感じている方もいらっしゃると思います。

就学後の学力の伸びが高くなる

ことわざに『三つ子の魂百まで』という言葉があります。これは『3~4歳までに習い事をさせることで将来に役立つ能力がつく』という意味があります。

実際に、ノーベル経済学賞のヘックマン教授はこのように発言しています。

『3~4歳の時期に適切な教育を受けずに育った子どもは、教育投資の効果が小さくなってしまいます』。

資料:ベネッセ教育総合研究所

そのため、学習意欲を高めることが難しくなってしまう、と。そう考えると、この時期に教育をはじめることで、将来にも役立ち、学ぶ力もつくようになるのです。出典

幼児教育で大切なこと

ただ、幼児教育の内容も大きく関係していますから、勉強させれば良いというわけではありません。

むしろ、幼児教育で大切なことは、文字の読み書きよりもコミュニケーション能力になります。

そして、さまざまな点から考える力を身につけることが重要です。

つい、勉強というと文字の読み書きを重視しがちですが、これは親が満足するだけで、子どもは満足できずその能力も小学校を入学する前には消滅してしまうといわれています。

幼児教育でコミュニケーション能力と考える力を伸ばす

一方でコミュニケーション能力が高く考える力がある子どもは、将来的にも役に立ちます。

文字の読み書きは学業の上で自然と学んでいきますから、幼児教育の内容を考えている方は、ぜひコミュニケーション能力と考える力を伸ばしてあげましょう。

そのためには、幼児期からいろんなことに興味を持たせ、チャレンジさせていくことが大切です。『あれはダメ、これはダメ』と親が子どもを抑えつけてしまうと、せっかくの能力も伸びなくなってしまいます。

おすすめの幼児教育15選

おすすめの幼児教育15選

ここでは、子どもの学び深められる魅力的な幼児教育法15選を紹介します。

子どもの年齢や性格、家庭環境にあわせて幼児教育を行っていきましょう。

世界的に注目されている幼児教育『モンテッソーリメソッド』

モンテッソーリメソッドとは

近年注目されている『モンテッソーリメソッド』。モンテッソーリメソッドとは、今世界的に注目されている教育法のひとつです。

モンテッソーリメソッドの特徴

特徴は、自由な個別活動や子どもの自発性を重視する、縦割りクラスなどが挙げられます。

自由な個別活動とは、一人一人の活動を大切にすることです。

これは、集団行動だけでなく、個人の行動を自由にさせてあげるというもの。親が子どものやることを押さえつけるのではなく、やりたいようにやらせてあげるというものです。

そうすることで一人で行動する楽しみを見つけ、自分のリズムで動くようになります。

自発性を重視した教育法

これは、子どもの敏感期に行うと良いといわれています。この時期に自由に個別活動させることで、一人行動が苦にならないようになるでしょう。

また、その行動を納得のいくまで繰り返させてあげることも大切です。自発性を重視するというのは、言葉のとおりで、子どもが自然と知的好奇心を掻き立てられるように、『自由な環境』を作ってあげます。

こういった環境を作ってあげることで、個別活動もすんなりできるようになるでしょう。

モンテッソーリメソッドにおける縦割りクラスの位置づけ

縦割りクラスとは、家庭的な雰囲気作りを重視しているクラスのことをいいます。このような方法を取ることで、子どもはお互いから学んでいきます。

たとえば、年下の子は年上の子の行動を見て成長します。年上の子は、年下の子の面倒を見るようになります。これらは縦割りクラスで自然と学んでいきます。

縦割りクラスが大切だといわれるのはそのためなんですね。

モンテッソーリメソッドの目的

子どもたちはこういった環境の中、日常生活の練習や、感覚教育、言語教育などを学んでいきます。日常生活の練習なら、自分の生活から自立する力を身につけさせます。

使用するものは、子どもサイズであること、本物であること、子どもが積極的に取り組めるように色や形がキレイなものを選ぶようにしましょう。環境だけでなく、使うものもモンテッソーリメソッドでは重要です。

モンテッソーリ教育についてはモンテッソーリ教育入門でさらに詳しく解説しています。

楽しみながら学べる幼児教育『ひらがな学習法』

ひらがな学習法とは

幼児教育には、子どもが『楽しみながら学べる』ことが重要になります。そのため、いろんなことを学ばせたいからと、親が無理矢理教育させるのは逆効果だといわれれています。

子どもは、成長とともにどんどん意思が明確になってきますから、敏感期を無駄に過ごさないように、子どものの楽しみを重視しながら幼児教育を進めていきましょう。

子どもと楽しいひらがな学習法

さて、ひと口に子どもが楽しみながら学べる幼児教育といってもさまざまです。一番おすすめしたいのは、『ひらがな学習法』です。

言葉や文章は、成長する上でとても大切です。幼稚園、小学校と進学していくにつれて、子どもが言葉や文字に興味を示さなければ大変です。

そういったことのないように、早くからひらがなを学習させるようしましょう。

とはいえ、ただひらがなを学習させれば良いというわけではありません。ポイントは、『子どもが楽しめる』こと。

苦痛に感じないことが第一になりますから、簡単なところからスタートさせましょう。

ひらがな学習法の方法

4~5歳になると、ストーリー性のある絵本も理解できるようになってきますから、モノがきちんと認識でき、なおかつ絵が大きく描かれている絵本を選びます。

たとえば、『いぬ』なら、犬のイラストが大きくひとつだけ描かれていることがポイントです。ひとつずつ指で説明しながら、文字と発音の対応を確認していきましょう。

次に、絵の形を体で表現していきます。もちろん、選ぶ絵は簡単なものでOKです。

親が楽しそうに体を動かして絵を表現すれば、子どもは喜んで真似します。ひとりでは作れないひらがなは、子どもに協力してもらいながら少しずつ覚えさせていきます。

もちろん、簡単にいかないこともあるでしょう。そんなときは、『2人で作ってもできないひらがながあるね』『どうしたらいいかな?』と子どもに問いかけてみましょう。思い付きも、幼児教育には欠かせません。

お風呂でできる幼児教育の方法

お風呂でできる幼児教育

リラックスできる空間のお風呂。お風呂にゆっくり浸かると、1日の疲れも吹き飛びますよね。そんなお風呂は、幼児教育にもとても役に立ちます。

何の邪魔も入りませんから、親子のコミュニケーションにも最適です。お風呂は、意外にも学ぶのに優れた環境です。

幼児教育を考えている方は、ぜひ取り込んでみてくださいね。

とはいえ、方法はたくさんあります。オリジナルで提案しても良いですし、家にあるものをお風呂に持ち込んで勉強しても良いです。

発泡スチロールを使ったひらがな勉強法

おすすめは、お風呂の壁と発泡スチロールを使ったひらがな勉強です。発泡スチロールは、スーパーのお肉や魚が入っているもので構いません。

綺麗に洗ったら、6×6の正方形を作ります。そこに、油性ペンでひらがなを書いていきます。五十音順だけでなく、濁音や半濁音なども書き込みましょう。

お風呂の壁が黒板に早変わり

この発泡スチロールを、お風呂の壁に貼って使います。

発泡スチロールは濡れていると壁にくっつきやすいので、まるでお風呂の壁が黒板のようになります。もちろん数字を書いても良いですね。

いろんな文字や数字を組み合わせて、ひらがなの練習や算数の勉強ができます。

子どもは、新しいおもちゃも好きですが、牛乳パックやペットボトルのフタなど、日常的に使っているもので遊ぶのが大好きです。これらを使って工作をする子どももいますが、それくらい日常で使っているものは子どもの遊びにとても役に立ちます。

また、そこから学ぶこともできますから、勉強も身につくはずです。

親と同じことをしたいという子どもの好奇心

親が進んで手作りをしていると、子どもも自然と作ることが好きになります。それはきっと、『親と同じことをしたい』という子どもの好奇心によるものなのでしょう。

だからこそ、幼児教育では日常的に使っているものを使うことで、子どもはいろんなことを覚えるようになります。お風呂ということで、リラックスしながら学べるので記憶力アップ効果も抜群です。

家でできる幼児教育の方法

家でできる幼児教育

幼児教育は、家でも手軽にはじめることができます。幼児教育というと、どうしても『特別なことをしなければいけないのでは?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないんですよ。

むしろ、家にあるもので、家で簡単にはじめることができるんです。幼児教育に大切なことは『子どもが楽しめる』という子ども優先の考えです。

そう考えると、学ぶ材料は家の中にたくさん溢れています。

子どもが楽しめる幼児教育

たとえば、『折り紙』や『逆さ言葉遊び』などですね。折り紙がないときは、広告の紙を使っても良いですし、新聞紙でもかまいません。

常に持ち歩いていると、お店に行ったときの待ち時間に遊ばせることができます。折り紙は脳を使うので、幼児教育にはもってこいです。

しかも作れたときの達成感もありますし、折り紙の鮮やかな色は子どもを楽しくさせます。

逆さ言葉遊びは少々難易度が高そうに思われがちですが、『たまご』や『いぬ』など、簡単な言葉なら子どもでも楽しく遊ぶことができます。時々数字を取り入れてみても良いですね。

子どもがいった言葉を母親が逆さ言葉にすると、子どもは自然と母親がいった言葉を逆さにして答えます。逆さ言葉遊びは記憶力を鍛えるのに効果的ですから、幼児教育には最適です。

知育玩具については「子ども向け知育玩具サブスクの選び方とおすすめサービス5選」の記事で詳しく説明したので、併せてご覧ください。

料理が子どもの脳機能を発達させる

また、親子で料理をすることも、良い幼児教育のひとつになります。実際に、子どもの料理は脳機能発達に効果があるという結果が出ています。出典

料理やお菓子作りに対して興味も持つようになりますし、前頭前野を活性化させるので、成長にも良いでしょう。親子のコミュニケーションもグンと広がりますから、積極的に料理のお手伝いをさせましょう。

最近は子どもでも安心して使える調理器具も販売されていますから、チェックしてみてくださいね。

お手伝いで子どもを成長させる幼児教育法

お手伝いで幼児教育

ひと口に幼児教育といってもさまざまです。『何からはじめたら良いか分からない』という方は、まず子どもにお手伝いをさせてみてはいかがでしょうか?

小さなことでも、子どもはお手伝いをすることで成長します。また、お手伝いをする中でいろんなことを学びますから、教育にも役立ちます。

安全でシンプルなお手伝いを積極的に

幼児期だと、どうしても『お手伝いにはまだ早いのでは?』『家の手伝いをさせるなんて危険』と思う方もいます。でも、いろんなことに興味を持つ幼児期だからこそ、積極的にお手伝いをさせたほうが良いのです。

もちろん、お手伝いといっても危険を伴うようなことはさせてはいけません。ここでいう幼児教育に役立つお手伝いとは、安全でシンプルなもの。3歳や4歳の子どもに、『包丁を使って野菜を切って』なんてことはさせられません。

お片付けをしたり、靴をきちんと並べたり、テーブルを拭いたり、花の水やりを手伝ってもらったり。テレビのスイッチを点ける・消すのもお手伝いの一環です。

最初は簡単なものから手伝ってもらい、成長とともに包丁を握らせても良いでしょう。最近は子ども用の安全な包丁も売っていますから、子どもでも料理を手伝うことはできます。

お手伝いを通していろんな言葉を吸収させる

また、早いうちから料理に興味を持たせることで、将来的に料理上手になる可能性もあります。ひとつ新しい才能を開花させることもできますので、お手伝いを通して幼児教育に役立たせてみてはいかがでしょうか。

また、お手伝いをしながら物や色を認識させることもできます。たとえば、『これはお父さんの服だよ』『この服はピンク色だよ』『リボンがついているね』など、ひとつひとつ教えることで、子どもはしっかり脳に記憶します。

いろんな言葉を吸収させることで、言語能力を鍛えることもできますから、おすすめです。

男の子にもおままごとさせるのは幼児教育に効果的

おままごとで幼児教育

おままごとといえば女の子の遊びの代表ですよね。お父さん役、お母さん役、お姉ちゃん、お兄ちゃんと家族設定を決め、友達と遊びます。

いわゆる『家族ごっこ』なるものですが、このおままごとを男の子にもさせたほうが良いというのは知っていますか?

『男の子なら外で元気に遊んでほしい』『男の子らしい遊びをしてほしい』という親が多いですが、男の子こそおままごとをすることで教育面で学ぶことがたくさんあるといわれています。

幼児教育を冠気ている方は、ぜひ積極的に息子におままごとをさせてみてください。

ままごとが幼児教育に有効な理由

でもなぜ、男の子もおままごとをしたほうが良いのでしょうか?その理由は、おままごとの家族設定が大きく関係しています。

たとえば、本人は弟がいる身でも、おままごとでお父さん役になると視点が変わります。『自分はお父さんなんだ』という意識が強くなり、コミュニケーションの取り方も変わってきます。

おままごとの中でいろんなキャラクターになるため、自分以外の人との関係性を学習することになります。このように、男の子のおままごとは『自分の役割を理解させる』というメリットに繋がります。

子どもに大人にもメリットがある

また、人との関係性だけでなく、おままごとにはコミュニケーション能力を発達させる力もあります。『ママどうぞ』『おいしい?』『おかわり?』など、子供は親の反応を見ながらいろんな言葉を見つけて話しかけてきます。

これは、子どもにとっても大変良いことですし、親にとっては最高の癒しの時間になります。子どもに大人にもメリットがあるなんて、おままごとの幼児教育法は最強ですね。

男の子がおままごとをすると『将来が心配』という方もいるかもしれませんが、本人がやりたがるのであれば、男の子であれおままごとをさせてあげましょう。

『兄弟だからおままごとセットがない』という方もは、家にあるものや100円ショップに売っているものを使ってみてくださいね。

幼児教育のひとつ『ピラミッドメソッド』

ピラミッドメソッドとは

幼児教育といってもいろんな方法があります。そのひとつに、『ピラミッドメソッド』という方法があります。

ピラミッドメソッドとは

ピラミッドメソッドとは、子どものやる気を起こさせるだけでなく、保育者の自主性もアップすることができます。さらに、母親と子どもの関係を良好にするために、『寄り添う』ことや『距離を置くこと』も学ぶことができるようになります。

子どもの自主性を少しでも高めるためには、子どもの養護的欲求を満たしてあげることが大切です。この養護的欲求とは、『認められたい』『自信を持ちたい』といったもの。

そして、『学びたい』『探索したい』などの2つの欲求が挙げられます。

ピラミッドメソッドにおける4つの階層

ピラミッドメソッドでは、まずこの子どもの自主性を高めてあげることからはじめます。子どもの自主性を高めるためには、親の協力も必要になります。

欲求を考慮した働きかけをし、安心して学べる環境を作ってあげます。さらに、発達を活性化させるために的確に活動を勧め、学べる環境作りをします、これが、保育者の自主性(働きかけ)になります。

しかしこれだけではピラミッドメソッドは完成しません。『寄り添うこと』『距離をおくこと』も重要なピラミッドメソッドのひとつ。

寄り添うこととは、アタッチメント理論から、子どもが安心して探索できるように保育者が子どもとの信頼関係を維持します。保育者が子どもを信頼するということは、自身が他者を信頼することに繋がるため、とても重要なポイントになります。

一方で距離をおくというのは、『目に見えないものへの興味や学び』です。学ぶというのは、目に見えるものだけではありません。むしろ目に見えないものに焦点を合わせて学ばせることで、子どもの発達を促すことができるようになります。

この4つのポイントが、幼児教育におけるピラミッドメソッドの特徴になります。

トイレットペーパーの芯が幼児教育に役立つ

トイレットペーパーの芯で幼児教育

家にあるもので、幼児教育ができます。幼児教育でお金をかける人もいますが、できればお金をかけずに家にあるものでいろんなことを学ばせてあげたいですよね。

そこでおすすめしたいのが、『トイレットペーパーの芯』です。トイレットペーパーの芯を使った遊びは、記憶力アップや集中力などに繋がるといわれています。

トイレットペーパーの芯の使い方

遊び方もとっても簡単。トイレットペーパーの芯を、いろんな形に積んでいくだけでOKです。ただ、トイレにあるものですから、取り外しの際は衛生面に気をつけましょう。

トイレットペーパーの芯ですぐにできる教育に役立つ遊びは、『積み上げ』です。ようするに、トイレットペーパーの芯を積み木代わりにし、どんどん積んでいくというもの。

母親が手本を見せてあげても良いですし、『芯を積んでみようか』『どんな形ができるかな?』と、声をかけてあげても良いでしょう。

子どものチャレンジ精神を掻き立てよう

子どもが自由に積んでいくことを目的としていますから、無理に積ませるのはNGです。子どものチャレンジ精神を掻き立てることができたら、問題を出していきましょう。

たとえば、『トンネルを作ってみしょう』『犬を作ってみましょう』というふうに、母親が出題します。楽しく作る気持ちが大切なので、上手く作れなくても怒ってはいけません。

トイレットペーパーの芯の積み上げは、思考力を高めるのにも役立つといわれています。単純に積み上げていくだけでなく、形が崩れないようにするには、どのようにして芯を組み立てていけば良いのか、というのを考えさせてみましょう。

他にも、積む順番を変えてみるのも良いですね。思考力だけでなく集中力も高めることができます。

兄弟がいるなら、競い合うのも楽しいですね。楽しみながら組み立てて集中力を高めていくので、幼児教育には最適です。

共働きでもできる幼児教育の方法

共働きでもできる幼児教育

きちんと幼児教育をしたいけれど、共働きでなかなか難しい。そんな家庭もあるでしょう。

でも、共働きでもあるコツを学べば、幼児教育を続けることができるようになります。一番のカギは、『家庭勉強』にあるといわれています。

幼児教育というと、習い事をさせる親御さんが多いですが、共働きとなるとそう簡単に習い事をさせることはできません。特に子どもが小さい場合、習い事は難しいでしょう。

そんなときは、家庭勉強が幼児教育に役立ちます。

効果的な家庭勉強の方法

家庭勉強とは、その名のとおり家庭で勉強をすることで、教材を購入して学ばせる方法や家にあるものを使って学ばせる方法などやり方はさまざまです。

また、最近は100円ショップでも学習アイテムが売っているので、それを利用するのも良いですね。

家庭勉強を行う上でのポイントは、本人のやる気を奮い立たせること。家での勉強は誘惑が多く、どうしても集中力が途切れがちです。

そんなときは、『きちんと勉強をすれば好きなものを買ってあげる』と約束をすることです。もちろん、高価なものを与えるのではなく、100円ショップや駄菓子などでも良いでしょう。

ある家庭は、勉強を頑張ると週末に100円ショップで好きなものを買ってあげているそうです。こういった約束事や儀式は、子どものやる気を奮い立たせ進んで勉強してくれるでしょう。

そして、『机に向かう』という習慣を小学校に入学する前からつけさせておくことで、小学校に入学しても自然と勉強するようになります。『小さいうちから勉強なんて』と思う方もいるかもしれませんが、楽しく学ばせることは子どもにとって良い影響になります。

共働きの家庭は、時間を有効活用し、家庭で楽しく教育させましょう。

読み聞かせが幼児教育に効果がある理由

読み聞かせで幼児教育

ひと口に幼児教育といっても方法はさまざまです。習い事をさせている人もいれば、家にあるもので学びの場を作っている人もいるでしょう。

どんな方法でも、幼児期からはじめる教育はきちんと身につきますし、将来的にも役に立ちます。しかし、その中でもっとも子どもの成長に効果があるのが、『読み聞かせ』です。

脳の働きがバランス良く活動する

読み聞かせとは、絵本をとおして音読することで、幼児期の情操教育や文字習慣なとにとても役立つといわれています。また、集中して話を聞く能力も身につきますから、理解力も向上させることができるでしょう。

読み聞かせは、幼児期だけでなく小学校に入学した子どもにも良いといわれています。そのため、小学校の中には読み聞かせの時間を作っている教諭も少なくないといいます。

読み聞かせの効果

読み聞かせをすると、脳の働きが活発になります。脳の働きは、『前頭連合野』『頭頂連合野』『側頭連合野』の3つに分類され、それぞれ感情をコントロールしたり、空間の物を立体化させたり、物を認知したり、思考や創造などの働きに関係しています。

読み聞かせが子どもの脳を活性化させる

幼児期から読み聞かせ教育をしていると、子どもの脳は活発になり、3つの脳の働きがバランス良く活動しはじめます。またこれらの活動は心の脳といって、脳の奥にある辺縁系が活発になります。

人間の成長には、心の脳の働きがしっかり育っていることが重要になります。どんなに勉強ができても、この部分が未熟だと、判断力やコミュニケーション能力などがマイナスになってしまいます。

ですから、幼少期から読み聞かせ教育を積極的に行い、成長とともにゆっくり脳を活性化してあげましょう。

また、読み聞かせは子どもだけでなく母親にもさまざまな影響を与えます。母親も前頭連合野が活発になり、子どもの小さな変化にも気づくようになります。

0歳児には『どっちが好き?』の幼児教育を

0歳児の幼児教育

0歳児から幼児教育は可能です。産まれて少ししか経っていない赤ちゃんに教育するなんてちょっと気が引けますが、むしろこの時期だからこそいろんなことを吸収させたいところ。

もちろん、0歳児は言葉を喋って伝えることができません。笑う、泣く、不機嫌になるなど、表情や体でしか表現ができません。

だからこそ、ある教育法が役に立つといわれています。それは、『二者択一』です。

二者択一が幼児教育に効果的な理由

二者択一での決断は、前頭連合野といって、脳のもっとも重要な働きを活発にしてくれます。0歳児からこれを行うことで、成長とともにきちんとイエス・ノーが言えるようになるといわれています。

もちろん個人差はありますから、すべての赤ちゃんが二者択一で効果があるとは限りません。でも、白黒はっきりさせる二者択一は、子どもの成長に良い影響を与えるのは事実。

大きくなってイエスマンにならないためにも、0歳児から幼児教育として二者択一を心がけるようにしましょう。やり方はとっても簡単です。

0歳児といえど、目で見て判断し、耳で聞いて理解することはできます。1歳や2歳の子どもに比べるとその能力は乏しいですが、それでもきちんと判断できますから、『どちらが好き?』と聞いてみてください。

当然、難しい質問はNG。たとえば、犬と猫のイラストを見て、違う色を見せて、『どっちが好き?』と質問してみましょう。最初は分からなくても、毎日続けることで自然と身についていきます。

この教育法は、0歳児だけでなくそれ以降の子どもの教育にも役立ちます。人生は二者択一。自分の意志で選ばせる習慣をつけてあげましょう。

0歳児からの教育に納得できない方でも、これならはじめられるのではないでしょうか?ぜひ今日からトライしてみてくださいね。

親とのコミュニケーションが幼児教育に効果的

親とのコミュニケーションで幼児教育

皆さん、お子さんとコミュニケーションを取っていますか?子どもが小さいうちはいろんな話をして、コミュニケーションを楽しんでいる家庭が多いでしょう。

どうしても、子どもが成長するとともに会話は減ってしまいますが、

幼児期からたくさんコミュニケーションを取っていると、教育の面はもちろんのこと、他人とのコミュニケーションに臆しにくくなります。

そのため、両親とのコミュニケーションが多い子どもは、言語能力が発達しやすくなるといわれています。

幼児期の両親とのコミュニケーションがとても重要

人間にとって、『言葉』はとても重要です。コミュニケーション能力が高い人は、社会でも重宝されますし、人間づきあいも上手くなります。

一方でコミュニケーション能力が低いと、消極的になりやすく、事が上手く運びにくくなります。これらは、幼児期の両親とのコミュニケーションも関係しているといわれています。

もちろんそれだけではありませんが、幼児期は特に両親や兄弟を真似て成長しますから、コミュニケーションがかなり重要になってきます。

一番良いのは、まだお腹にいるときから話しかけてあげることです。

『元気に産まれてきてね』『産まれてくるのを楽しみにしてるね』など、子どもにとって嬉しい言葉をかけることで、言語として認識していない赤ちゃんも、その声はしっかり届いています。

もちろん、産まれてきてからも積極的に話しかけてあげてください。言葉は通じなくても、心は通じます。

話し上手な子どもや言語が発達している子どもは、自然とコミュニケーション能力が発達しています。また、いろんな言葉を話すことでボキャブラリーも豊富になりますから、子どもとの会話は幼児教育に役立ちます。

おすすめのコミュニケーション法は、いろんなシチュエーションで話しかけることです。『木に虫がたくさんいる』『空に飛行機が飛んでいる』『赤色の花』など、言葉の意味や使い方を学ぶので効果的です。

運動をしながら学べる幼児教育

運動をしながら幼児教育

幼児教育のひとつに運動を使った方法があります。体を動かしながらいろんなことを学べるので、発育にも効果が期待できます。

近年の子どもは、ひと昔前に比べると低下しているといわれています。だからこそ、積極的に体を動かし、体に見合った運動機能を発達させるとともに、勉強も身につけましょう。

運動で脳の前頭前野が活性化する

とはいえ、子どもの運動と大人の運動は違います。外で元気に遊ぶだけでも十分体力作りに役立ちますから、家にこもって遊ぶ機会が多い子どもは、どんどん外に出て遊ぶように心がけましょう。

ちなみに、現代の子どもの運動不足は、塾や習い事が多く外で遊ぶ機会がない、テレビゲームで遊ぶことが多く体を動かす遊びをしないなどが挙げられます。また、いろんな事件で物騒になっているのも、外で遊ぶ子どもが減少している原因のひとつでしょう。

運動と幼児教育の関係

子どもの運動がどんなことに効果があるのかというと、生活習慣が整い、成長が目覚ましくなります。また、脳の前頭前野が活性化しますから、記憶力がアップします。

そして、近年増加しているという子どもの肥満も改善することができます。運動能力が上がるだけでなく、勉強や健康にも効果がある運動。

幼児教育の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか?

運動はどんなものでもOK

さて、肝心の運動方法についてですが、どんなことでも構いません。先ほど、幼児期であれば公園で遊ぶだけでも十分といいましたが、年齢によって運動量は違いますから、年齢に見合った運動を行うことが重要です。

最近は幼児からはじめられるスイミングもありますから、習わせてみるのも良いかもしれませんね。

教育にあまりお金をかけたくないという方は、積極的に子どもを連れてが外出をするようにしましょう。この時、子どもを歩かせてあげるとGOOD。小学校に入学したら、家遊びを外遊びに変えてあげるだけで十分運動になります。

娯楽は自然と触れさせることで幼児教育に役立つ

自然と触れる幼児教育

子どもは、遊ぶことも教育のひとつです。たくさん遊び、そこでいろんなことを学んでいきます。

ですから、幼児期はいろんなところに連れて行き、いろんなものに触れさせてあげましょう。でも、できれば娯楽は遊園地やテーマパークよりも、山や海などの自然が良いですね。

遊園地ではなく山や海がおすすめな理由

自然界は、じっくり観察する能力が身につきますし、考えて情報を収集・整理することができるようになります。

遊園地は、楽しいことがたくさんありますが、その分簡単に楽しみが手に入るので、わがままになりやすいといわれています。『お腹空いた』『疲れた』『待つのイヤだ』など、不満も溜まりますから教育にはあまり適していません。

その反面自然なら、自分で楽しみを見つけないと遊ぶものがありません。

自分で何かをするという教育

キャンプなんかは、幼児教育に効果的です。自給自足のキャンプなら、すべて自分たちでやらなければいけないので、自然とお手伝いができるようになります。しかも、体を動かすことが多いので運動能力も身につきます。

近年は、幼児期からいろんなものが簡単に手に入る時代です。とても便利な世の中ですが、それでは子どもはデジタル人間になってしまいかねません。

今の時代ももちろん学ぶことはたくさんありますが、できれば自然環境の中、『自分で何かをする』という教育を身につけていきましょう。

『身近に自然がない』という方は、週末や長期休みに積極的に家族で山や海に生きましょう。澄んだ空気は、子どもだけでなく大人もリフレッシュできるので、ストレスも解消できます。出典

幼児教育は、こういったところからも学ぶことがあり、得るものもたくさんあります。子どもにとっても大人にとっても良い環境は、幼児教育には最適です。

記憶力と思考力を鍛える幼児教育法

記憶力と思考力を鍛える幼児教育法

幼児教育は、さまざまな方法があります。そのため、どれが正しいのかはトライしてみないことには分かりません。

しかし、だからといってあれもこれも子どもに押し付けてしまうのは、間違った幼児教育になってしまいます。そこが、幼児教育の難しいところでもあります。

幼児教育のポイントは、子どもの気持ちを優先すること。幼児教育というと、どうしても親が子どもに無理矢理教育させているイメージがありますが、本来の幼児教育はそうではありません。

子どもの自由と好奇心を尊重し、子どもがやりたいことをどんどんやらせてあげます。その中で、子どもはいろんなことを知り学んでいきます。

また、積極的に自分で学ぼうとする能力が備わります。

しかし、親が無理矢理教育をさせてしまうと、子どもは抵抗し学ぶことにネガティブになってしまいます。ですから、幼児教育は内容も大事ですが、進め方も重要になります。

子どもが楽しいと思える工夫

幼児教育は、『子どもが楽しい』と感じることを優先するため、ゲーム感覚で進めていくと良いです。記憶力アップには逆さ言葉選びが効果的ですし、イエス/ノークイズは思考力が養われます。

遊びから勉強へと自然に移行していくので、子どもも不満になりませんし、何せゲーム感覚なので楽しく学ぶことができます。

また、これらの教育方法は、家でもできますし、費用も一切かかりません。

『ついお金をかけて習い事を』と考えがちですが、お金をかけなくても学べる方法はたくさんあるということを知りましょう。

また、これらの教育方法を習慣づけることも大切です。料理をしているときや、買い物をしているときに気になる単語があれば、発してみてください。

習慣がついている子どもは、自然と逆さ言葉で返してくれますよ。きっと、親にとっても子どもにとっても楽しめる幼児教育になります。

おすすめの幼児教育15選まとめ

本記事では、幼児教育の必要性とおすすめの幼児教育法を紹介してきました。

この記事の重要なポイントをまとめます。

本記事のポイント
  • 就学後の教育の効率性を決めるのは就学前の教育
  • 他の子と比べずその子の個性を尊重する
  • 幼児教育法は多数あるので環境にあったものを選ぶ
幼児教育で大切なことは?

幼児教育で大切なことは、文字の読み書きよりもコミュニケーション能力です。そして、さまざまな点から考える力を身につけることが重要です。 幼児教育ナビ

この記事の参考情報

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